おおきなかぶ

絵本

絵本の紹介

作・絵A・トルストイ 再話
内田梨沙子 訳・佐藤忠良 絵
出版社福音館書店
価格1,000円+税
サイズ・ページ数20㎝×27㎝・28p
読み聞かせの目安 年齢・時間2歳・8分

あらすじ

ロシアの昔話。おじいさんが植えたかぶが大きくなりました。大きすぎて抜けないのでおばあさんを呼びました。おばあさんが孫を、孫が犬を、犬が猫を、猫がネズミを呼んでみんなでかぶを引っ張ります。

読み聞かせポイント

  • 繰り返しのある絵本なので、同じような場面は同じように読みましょう。
  • 「うんとこしょどっこいしょ」の前に「せーの」と掛け声を一回掛けると、次からも一緒に「うんとこしょどっこいしょ」と言ってくれます。
  • 孫や動物たちが登場するシーンでは「おじいさん疲れちゃってるね」と指差してもいいと思います。(本当に疲れっちゃってる絵なんです)正しい読み聞かせでは、読み手が途中で喋るのはあまりお勧めされませんが・・・
  • ネズミが出てきてかぶが抜けるシーンでは、あえてページをめくらずに「みんなの応援が足りないかもしれない」などと言うと、飽きてきていた子も集中していた子も一生懸命「うんとこしょどっこいしょ」と言ってくれます。

子どもの反応

有名な絵本なので知っている子も多いのですが、知っていることを楽しんでいます。「次は〇〇を呼ぶんだよ」「まだ抜けないよ」と話し合っています。

一緒に「うんとこしょどっこいしょ」と言いながら、かぶを抜く仕草をする子も多いです。

かぶが抜けると拍手をして喜んでくれる子もいます。

読んでみて思うこと

昔から読み継がれる絵本はやはり素晴らしいt思います。

繰り返しのある絵本は、繰り返す事を楽しむ絵本です。「きっとこうなるでしょう⁇」と自分が想像していた通りになるかドキドキを味わい、「ほらやっぱりそうなった」と安心感を得ることができます。私は繰り返しのある絵本が大好きです。

外国を感じさせる登場人物の服装も素敵ですよね。

ペープサートや人形劇にもしやすい絵本です。「かぶは抜けません」のところで毎回効果音や合図を入れ、人形を一斉に倒すと大ウケします。

また、発表会などで子どもたちが演じてみるのも定番ですが、観ている大人は知っている話なのでわかりやすく楽しめます。かぶ役の子と引っ張り合いをする様子はとても可愛らしいです。かぶを引っ張る役も絵本の登場人物だけでなく、息子や隣のおばちゃん、りす、くまなどオリジナルで増やしてみても面白いですね。

子どもと一緒に繰り返しを楽しみましょう

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