ねずみくんのチョッキ

絵本

絵本の紹介

作・絵なかえよしを 作・上野紀子 絵
出版社ポプラ社
価格1,300円+税
サイズ・ページ数24.4㎝×21.5㎝ ・32p
読み聞かせの年齢・時間の目安0歳から・3分

あらすじ

お母さんが編んでくれたねずみくんのチョッキ。「いいチョッキだね ちょっと着せてよ」と、どんどん大きな動物に着られて伸びてしまいます。

読み聞かせポイント

  • 動物に合わせて声を太くしていくとおもしろいです
  • 文字が少ないので、早口で読んでめくっていくとあっという間に終わってしまいます。無理にゆっくり読んだり、間をとり過ぎることはありませんが、子どもが目で追える速さでめくれるように読みましょう(赤ちゃんの場合はとくに)
  • あえて解説なしでもいいと思いますが、年齢によっては「わー伸びちゃったね」「チョッキがブランコになって良かったね」など付け加えてもいいと思います(2歳くらいから)

子どもの反応

園児でも知っている子が多くいますが、その分安心して楽しんでもらえます。

赤ちゃんはどんどん出てくる動物の変化を楽しんでいます。

小学生は1・2年くらいまでは純粋に楽しんでくれます。シリーズがたくさんあるのでシリーズの他の話を読むと「知ってるー」と言いつつ知らない話だったりするのでよく見ています。また、懐かしんだり、「弟妹に読んであげるの」と図書室から借りていく子も多いです。

読んでみて思うこと

赤ちゃんの頃から読んであげられる絵本。

初版が1974年です。やはりロングセラーにはワケがあるんですね。

シンプルな絵柄。色彩の少なさ。白い余白の多さ。語りすぎない言葉遣い。

描き込んである絵本が多い今の絵本から比べると、なんて大胆な絵本なんだろうと思います。たくさんの情報をまだ処理しきれない小さな子にぴったりの絵本です。最後のゾウさんがチョッキをブランコにしてくれる絵が小さくなっているのも素敵ですよね。

シリーズがたくさんあるので制覇したくなります

タイトルとURLをコピーしました